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宇部の産業技術センターに「テレワークスペース」 防音ブースなど整備

テレワークスペース「YY!ARCH(ワイワイ!アーチ)」

テレワークスペース「YY!ARCH(ワイワイ!アーチ)」

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 宇部の山口県産業技術センター(宇部市あすとぴあ4)内に8月19日、テレワークスペース「YY!ARCH(ワイワイ!アーチ)」が設置された。

密閉型ブース「フルクローズブース」

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 同センター共用棟南側の情報ステーションスペースを改装して設置。技術人材を県内に呼び込む環境づくりと、利用者の利便性向上が目的で、同センター利用企業以外も使用できる。公設の試験研究機関で、利用者に広く開放されたテレワークスペースが設置されたのは全国初という。

 山口県が移住促進や関係人口創出を目的として整備した県庁内のやまぐち創生テレワークオフィス「YY!SQUARE(ワイワイ!スクエア)」、山口宇部空港内のやまぐち総合案内施設「YY!GATEWAY(ワイワイ!ゲートウェイ)」とも連携して運営する。

 遮音性の高い密閉型ブース「フルクローズブース」や、天井だけが空いた「セミクローズブース」のほか、「個室ブース」や「パーティションブース」など全14席を設置。全席Wi-Fiや電源、卓上照明を備える。休憩スペースを兼ねた4人掛けテーブル3卓やミーティング用テーブル1卓、JIS閲覧コーナーも設ける。

 同日行われたオープニングセレモニーでは、同センターの川村宗弘理事長や関係者らが出席してテープカットが行われた。

 川村理事長は「同センターの建物の壁面や屋根はアーチ型になっているが、企業と当センター、技術人材と山口県をつなぐ架け橋になればと願いを込めて命名した。県外企業の技術者や事業者、フリーランスの人などの移住の後押しにもなれば」と話す。

 「利用者が研究データの整理や記録作成などができる広いスペースがあまりなかったことと、利用企業からの要望もあり広いスペースを開設したので、生産性の向上につながればと思う。県民のデスクワークの場としても利用してもらえれば」とも。

 利用時間は、平日の9時~17時。利用無料で、初回に受付で利用者証の受け取りが必要。席が空いているときは学生も利用可能(パーティションブースと4人掛けテーブル席のみ)。問い合わせは同センター技術相談・支援室(TEL 0836-53-5053)まで。

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