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長門・油谷で「夕涼み棚田マルシェ」 棚田活用、地域全体のブランド化へ

ライトアップされた会場の様子(写真提供=NPO法人ゆや棚田景観保存会)

ライトアップされた会場の様子(写真提供=NPO法人ゆや棚田景観保存会)

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 棚田を活用するマルシェイベント「夕涼み棚田マルシェ」が8月27日、長門・油谷地区の「棚田の花段」(長門市油谷後畑)で開かれる。

イベント限定の風鈴の飾りつけも

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 棚田を通じてさまざまな事業化を図る棚田再生プロジェクト「ときめく棚田大作戦」の一環。これまで昼間に実施してきたが、3回目となる今回は、棚田が一番きれいに見えると言われる「マジックアワー」に実施し、より棚田の魅力を伝えることを目指す。

 主催するNPO法人ゆや棚田景観保存会の和田あいこ副理事は「高齢化や後継者不足の問題がある中で棚田や景観を守っていくためには、自然環境や農作物、出来事など地域全体をブランド化していく必要がある。こうしたイベントを通じてさまざまな可能性を見える化して、地域に落とし込んでいければ」と話す。

 当日は、ペットボトルの中にLEDや太陽光パネルを組み込んだ照明器具「ペットボタル」500個をハーブ園に設置するほか、「砂の方丈」のライトアップやヨーヨー釣り、移住者による投銭ライブ、スチールパン演奏、ファイヤーダンスといったパフォーマンスが行われる。

 マルシェでは、ハーブ畑で採れたハーブを使う「ハーブポテト」や、棚田のヤマモモを使ったかき氷などを提供するほか、地元飲食店のキッチンカーも来場する。旧文洋小学校の教室を飲食可能エリアとして開放する。

 和田副理事は「観光スポットの元乃隅神社が近いこともあり、昨年は地元の人や観光客も合わせ約700人が訪れてくれた。『ペットボタル』や会場で配布する光るブレスレットを使ったみんなで作る光のイルミネーションなど、非日常をたくさん味わってもらいたい。夏の思い出になる真心いっぱいの優しいイベントにしたい」と話す。

 「昔ながらの景色と異空間の棚田が融合した新しいシーンなど、五感をくすぐる形を今後も提案し、魅力を広めていきたい。地域の人にとってもここが自慢の場所になれば」とも。

 開催時間は16時~20時。雨天中止。

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