食べる

萩のピザ店「PIZZA NY」が3周年 NY出身店主「地域に定着できた」

「これからもゆっくりと楽しくやっていきたい」と話すショーノさんと麻衣さん夫婦

「これからもゆっくりと楽しくやっていきたい」と話すショーノさんと麻衣さん夫婦

  • 28

  •  

 萩市・田町商店街のピザ専門店「PIZZA NY(エヌワイ)」(東田町、TEL 0838-21-5597)が8月10日、オープンから3周年を迎えた。

ニューヨーク風に仕上げた店内

[広告]

 同店はニューヨークに住んでいたデルロザリオ・ショーノさんと麻衣さんの夫婦が経営するニューヨークスタイルピザ専門店。ショーノさんはニューヨーク、麻衣さんは福岡県出身。元々日本が好きだったというショーノさんは、2015(平成27)年に初めて萩を訪れ、自然豊かで穏やかな雰囲気を気に入り、本場のピザスクールで技術を学んだ後、2019年4月に家族で移住した。

 ニューヨークピザは薄く大きく伸ばした生地とふんだんにのせるチーズが特徴。直径40センチほどのピザは1ピース(300円~)とホール(2,000円)で販売する。イートインのほかテイクアウト販売にも注力してコロナ禍にも対応し、平日は地元客、週末は観光客や家族連れでにぎわいを見せている。

 3年の間に店の内装も変化し、絵が得意なショーノさんが手がける壁面アートでニューヨークさながらのポップな雰囲気に仕上がっている。3周年の記念日に当たる8月10日には店内でDJイベントを開くなどして常連客でにぎわった。

 麻衣さんは「オープンから半年でコロナ禍となり戸惑いも大きかったが、自分たちのペースで乗り越えてきた。外食文化が薄く、ピザ屋もなかった街にも定着できたと感じる。知り合いもたくさん増え、子どもたちもすっかり萩弁を話すようになった」と笑顔で振り返る。

 「自分たちのように萩に移住して開業した人とのつながりも広がり、良い交流が生まれている。アートが好きな夫の特技を生かして『消えるタトゥー』などアート方面でも活動の場を広げたい。これからもゆっくりと楽しくやっていきたい」とも。

 営業時間は11時~15時(金曜・土曜は18時まで)。日曜・月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース