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防府・台道にパン店「エブアンドフロー」 醸造技術で作る「日本らしいパン」販売

「ebb & flow」の徳本るみ子店長

「ebb & flow」の徳本るみ子店長

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 防府にパン店「ebb & flow(エブアンドフロー)」(防府市台道)がオープンして10月5日で2カ月になる。

店内に並ぶパン

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 経営は1865年創業で150年以上にわたり、みそとしょうゆなどの調味料を製造している「光浦醸造工業」(台道)。光浦健太郎社長は「パン食が進む中で、パンはみそ屋の敵という考えが業界内に長年あったが、みそとパンが共存できる方法を見出したいと思い、みそやしょうゆと同じ発酵技術を使ったパン店の出店を決めた」と話す。

 発酵種は、パンに合う麹(こうじ)を使った自家製の発酵種を用いる。メインの酵母は酒種で、米が原料に入っているのでもちもちとした食感がしっかりあるのが特徴だという。米油やきび砂糖など日本で身近な材料を使い、ほとんどの商品に山口県産の小麦粉を使う。基本的に卵やバター、牛乳などは使わず「できるだけシンプルなもの」を心がける。

 店名の「ebb & flow」は「潮の満ち引き」という意味を持ち、光浦醸造の屋号が「旭波」であることや、昔の住所に「海岸通り」と付いていたことなど「波」「海」という言葉が身近にあったことから名付けた。店内は土や洞窟をイメージし、自然を感じる雰囲気に仕上げている。

 メニューは、「酒種バケット」(302円)、「酒種ベーコンエピ」(303円)、「酒種メロンパン」(216円)、「酒種食パン」(1斤=486円、2斤=918円)、「レモン酵母のベーグル(プレーン)」(270円)など。ドリンクは「ブレンドコーヒー」(378円)、「水出し月ヶ瀬(つきがせ)アイスティー」(411円)、「トロピカル甘酒」(486円)などを提供する。客単価は1,500円前後。

 8月5日のオープンから間もなく2カ月。松浦社長は「お客さんに直接商品を販売する場を設けたかったことも出店のきっかけの一つ。店頭で『おいしそう』というお客さんの反応が生で感じられるのがうれしい」と話す。「地域にある会社が意志を貫いた商品を提供することが、地域の個性にもつながる。自社のオリジナリティーを持ち続けていたい。芯がある会社でありたいし、他社の手本のような存在になりたい」とも。

 営業時間は11時~16時。日曜・月曜・第3火曜定休。

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