つけ麺専門店「二代目YUTAKA」と「和食処ゆたか」(宇部市妻崎開作、TEL 0836-52-7776)が10月1日、宇部・厚南に同時オープンした。
経営は、宇部市内を中心に飲食店を展開する「YUTAKAグループ」(本社=宇部市中村3)。業態とコンセプトの異なる2店舗を同じ建物内に扉で分けて営業する。野上裕太社長は「これまでは、空間や利用シーンにフォーカスした店づくりに注力していたが、それ故にコロナ禍では苦労した。グループ内のつけ麺店と串揚げ店はコロナ禍でも売り上げが左右されなかったことから今回は専門性に特化した」と話す。
つけ麺専門店「二代目YUTAKA」では、魚介と豚骨ベースのつけ麺を提供する。店内にカウンター11席を用意し、「昭和屋台風」をコンセプトに同店イメージカラーの緑と黄色で仕上げ、宇部市内の昭和時代の写真も掲示する。メニューは「特製つけ麺」(1,150円)、「油そば」(900円)、「炙(あぶ)り豚丼」(450円)、「唐揚げ」(300円)など。テイクアウトで「お土産つけ麺」(5袋2,000円、1袋500円)も販売する。
「和食処ゆたか」は、個室6部屋(計20席)とカウンター5席を備え、ゆったりとした明るい和の雰囲気を演出。季節に応じた主菜や小鉢や蒸物が付く「ゆたか御膳」(1,350円)を主に提供する。だしの取り方や炊飯の調理技術は「割烹明徳」(中央町1)が監修した。
野上社長は「コロナ禍でも従業員の雇用は確保しなければならない。もし片方の店が休業することになっても、片方は営業できるのではとも考えて2店舗を同じ建物内で営業することにした。ウィズコロナに向けて取り組めることを行って、前向きに頑張っていきたい」と話す。
営業時間は11時~15時、17時~22時。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業)。