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宇部のもんじゃ・お好み焼き「もんもん亭」、店主交代で刷新 居酒屋利用も

オーナーの秋本清巳さんと妻の聖子さん

オーナーの秋本清巳さんと妻の聖子さん

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 宇部でもんじゃ焼き・お好み焼き専門店として25年間営業してきた「もんもん亭」(宇部市神原2、TEL 0836-34-4406)がリニューアルオープンして1カ月がたった。

出汁が売りという「もんじゃ焼き」

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 今回の刷新は店主の交代によるもので、前店主から引き継いだ秋本清巳さんと妻の聖子さん夫婦が、鉄板メニューや人気メニューはそのままに、刺し身などの居酒屋メニューを充実させて再スタートを切った。

 秋本さんはセメント運搬船で40年間航海士として働いていたが、知人でもあった前店主から同店の存続についての話を聞き、「いつか自分の店を出したいという気持ちをずっと持っていたことと、妻が市内でスナックを営業していたがコロナの影響で店を閉めると決めていたことなどのタイミングが重なり、夫婦で新たな一歩を踏み出した」と同店の経営に乗り出した。

 店内は、カウンター5席、鉄板付きのテーブル席と座敷席の計24席を設ける。

 看板の「肉入りもんじゃ」(900円)は、鶏ガラベースに煮干しや昆布を使った出汁(だし)にキャベツや豚肉、桜エビ、切りイカなどを入れて提供する。トッピングは、キノコや揚げそば、コーン、ネギ、餅、チーズ、イカ、明太子など14種類(各100円~)をそろえ、好みのアレンジで楽しめるようにする。

 関西風で牛ミンチ入りの「お好み焼き」(800円)も提供するほか、「せせり味噌(みそ)焼き」 (700円)、「牛すじ煮込み」(600円)、「ギョーザ」(300円~)、「月見うどん」(500円)、鮭(さけ)など6種類の「おむすび」(100円~)なども用意。ドリンク類は、ビールやハイボール、日本酒、焼酎、サワー、梅酒、ソフトドリンクを用意する。

 「居酒屋としてもしっかり利用してほしい」と新たに提供を始めた魚メニューは、刺し身、焼き魚や煮魚、揚げ物、海鮮焼きなど。秋本さんは釣り好きで、自身が釣った魚や釣り仲間から仕入れた新鮮な魚を使うという。

 8月26日のリニューアルオープンから1カ月以上がたった。秋本さんは「前店主に焼き方や出汁の配合などを教わり練習してきたが、皆さんに『おかあさん(前店主)と同じ味だ』と言ってもらいほっとした。前店主が長年やってきた証しでもある店名は変えずに継続し、もんもん亭の名前と味を残していけたら」と話す。

 聖子さんは「落ち着いたらランチも始めたい。座敷があるので家族連れなどにも気軽に来てもらえれば。もんじゃ焼きの焼き方も簡単なので、みんなで楽しみながら焼いてもらい、にぎやかで居心地の良い店にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は17時~24時。水曜、第2・4木曜定休。

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