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宇部の北部6地区で「うべの里アートフェスタ」 赤間硯墨磨り体験やマルシェなど

宇部・吉部の大棚トンネル(写真提供=宇部市北部地域振興課)

宇部・吉部の大棚トンネル(写真提供=宇部市北部地域振興課)

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 宇部の北部エリアで現在、アートイベント「うべの里アートフェスタ2022」が開かれている。主催は宇部市北部地域振興課。

会場の一つ「船木旧街道」

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 同フェスタは、「UBEビエンナーレ」「バンブーフェスタ」の開催に合わせて、地域活性化や交流人口の増加、移住・定住の促進を目的に、宇部市北部地域の小野・船木・厚東・二俣瀬・万倉・吉部の6地区の各エリアでイベントを展開する。

 コロナ禍の影響で3年ぶり4回目となる今回のテーマは「今あるものと新しいものの融合」。地域資源を活用し、アート作品の展示やワークショップ、パフォーマンス、音楽イベント、地元の食材を使用した食の提供などを行う。

 船木エリアでは10月30日、「復活!船木宿市」と題して船木旧街道などを会場に、抹茶とお茶菓子を販売する「船木茶屋」、慶進高校生徒による射的・スーパーボールすくいの「縁日」、地元団体による三味線や琴などの音楽イベント、赤間硯(すずり)制作実演、キッチンカー・ハンドメードマルシェなどを予定する。

 厚東エリアでは11月3日、持世寺温泉上の湯周辺などを会場に、キッチンカー・ハンドメードマルシェ、野菜販売、竹細工やヒンメリのワークショップなどを行う。

 二俣瀬エリアでは同20日、二俣瀬桜つづみ公園などを会場に「二俣瀬ふれあい文化祭」や子どもたちの遊び体験「出張プレーパーク」などを行い、万倉エリアでは同23日、楠こもれびの郷などを会場に書道パフォーマンスやよさこいなどのステージイベント、岩戸神楽舞パネル・赤間硯展示、萩焼制作体験などを行う。

 イベント最終日となる吉部エリアでは同27日、吉部小学校旧校舎などを会場に、キッチンカー・ハンドメードマルシェ、吉部まんじゅう・ゆうれい寿司(ずし)販売、木工・竹笛のワークショップのほか、吉部地区の廃線した船木鉄道の「大棚トンネル」をデジタルアートで彩る。

 6地区全イベントでは「赤間硯墨磨(す)り体験」を実施するほか、吉部では約120本のビニール傘を使ったインスタレーション作品「スカイアンブレラ」を展示する。

 同課副課長の植野英樹さんは「自然やアート、地元の面白い人・モノ・コトなどたくさんある北部地域の魅力を知ってもらい、家族や友人と週末を楽しんでもらいたい」と呼びかける。

 地域振興係の岡崎俊彦さんは「各会場で地域資源を活用したワークショップもあるので、見るだけではなく、地域で受け継がれてきた伝統も将来の担い手である子どもたちに触れて体験してもらいたい」と話す。

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