山口・緑町の旅館「名勝 山水園」(山口市緑町)の庭園で9月8日、「新作能舞 中也」が開催される。
山口出身の詩人・中原中也の詩を題材に、新しい能舞と朗読がコラボレーションして創られた能舞台。太鼓と尺八の組み合わせや現代語で語られる中也の詩など、古典の能ではあまり見られない舞台が披露されるという。
出演者は、現代の能楽を代表する能楽師・津村禮次郎さん(シテ)、世界的な太鼓奏者・大倉正之助さん(太鼓)、尺八の名手・吉岡龍見さん(尺八)、詩人・和久内明さん(朗読)。
会場となる「山水園」は、池泉式回遊式庭園、枯山水、露地の3種類の庭園を持つ旅館。庭園の池上にステージを設け、来場者は庭に用意されたいすや芝に座り、屋外で風を感じながら観賞する。雨天の場合は、山水園本館内の大広間で上演。
開場は17時30分、開演は18時30分。いす席(前売り)=7,000円、芝席(前売り)=6,500円、当日=各500円増。チケットは、山口情報芸術センター、十字堂楽器店、CS赤れんが、山水園、宇部井筒屋で販売。問い合わせは、小澤由己子さん(TEL 090-8244-9386)まで。(©マルニ)