鉄道と地域の魅力に触れるイベント「miniSLフェア×ヤマサチマルシェ」が3月21日、JR新山口駅で開催される。
新山口にぎわい創出協議会が主催する同駅北口駅前広場のオープン5周年記念イベント「えきの笑顔まつり」の一環。駅から地域のにぎわいを創出し、山口の良いものを発信することを目的に2019(平成31)年に始まり、今回で5回目となる。
JR西日本山口地域共生室の鈴木優一さんは「昨年はファミリー層を中心に約3000人の来場があった。初出店のキッチンカーで新しい発見があったという反響があったほか、コロナ禍で遠出が難しい子どもたちに向けたミニSLの乗車体験など楽しんでもらえた」と話す。
今回は、南北自由通路・南口駅前広場で「ヤマサチマルシェ」、南口1階で「miniSLフェア」、北口1階で「地域おこし協力隊PRブース」を、それぞれ展開する。
ヤマサチマルシェでは、南北自由通路に「やまぐちシードル」(山口市)、「自然派菓子工房NeiGe」(防府市)、「SNOW DRIP COFFEE」(長門市)など県内のカフェや飲食店、クラフト雑貨など20店舗が出店。南口駅前広場に「LOOP」(山口市)、「クムクムサンド」(宇部市)などのキッチンカー6台が出店する。
miniSLフェアでは、山口エリアで働くJR西日本社員による「ミニSL乗車体験」「打音調査体験」「投炭体験」などの仕事体験(体験チケット=500円)のほか、鉄道グッズやレノファ山口のキャラクターグッズの販売、SLやまぐち号のPRなどを行う。
地域おこし協力隊PRブースでは、美祢市・周防大島町・岩国市・下関市の地域おこし協力隊による特産品の販売やワークショップ、JA山口県によるイチゴの販売を行う。
このほか、移動生活ナビアプリ「WESTER」をダウンロードし、ヤマサチマルシェで2店舗以上買い物することで参加できるスタンプラリーも実施する。
鈴木さんは「今年は南口と北口の会場を結ぶきっかけとして、県内の地域おこし協力隊の方にも声をかけて出店してもらった。鉄道と地域の良いものに触れ合えるイベントとなっているので、人や物との出会いを楽しんでもらいたい。イベントを通じて県内外の方に山口の魅力的な事業者を広く知ってもらえれば」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~15時。