4月1日に始まるスポーツ体験イベント「スポーツうべたん2023春」の参加者を現在、主催する一般社団法人「宇部市スポーツコミッション」(宇部市新天町2)が募集している。
「きっともっと、好きになる。」をキャッチフレーズに宇部市内各所を舞台に行う同イベント。市内の観光資源活用とスポーツを組み合わせて約2カ月間行う。
昨年秋に実施した際は10のプログラムを実施し、延べ239人が参加。同法人の平本貴法さんは「観光を楽しむ要素があることで、運動が苦手な人や運動不足な人も気軽に参加でき、スポーツを楽しむきっかけづくりになっている。コロナ禍で多くのイベントが中止している中、感染対策して実施した昨秋は全プログラムに8割以上の参加があった」と話す。
6月25日までの期間中、地元団体などと連携を図り、自然豊かな場所や史跡などで12のスポーツ体験プログラムを行う。3月6日に募集を始めたが、「親子で参加できる週末のプログラムは1週間ほどで定員になるのもあった」(平本さん)という。
宇部マニアックスの山本健二さんがガイドを務める「宇部マニさんぽ-さくら&菜の花ウオーキング-」(4月4日)をときわ公園で行うほか、「藤が咲き誇る松巌園&渡辺翁記念会館見学ツアー」(4月27日)は、国の重要文化財「渡辺翁記念会館」を見学した後、渡邊祐策翁の生家「松巌園」で、藤棚を眺めながらひ孫に当たる渡邊裕志さんが解説する。
このほか、「サイクリング・サロン・ヒロシゲ」(神原町1)~キワ・ラ・ビーチ(東岐波)間の往復25キロをサイクリングする「親子でチャレンジ!冒険サイクリング!!」、自然との一体感を味わう「キワ・ラ・ビーチで青空モーニングヨガ」(6月25日)などを行う。
小学生以上が対象の「小野の大自然でEボート体験」(5月6日)は「好評につき」受付枠を拡大し、追加予約を受け付けている。
宇部市が実施する「はつらつ健幸ポイント」の対象事業プログラムも用意。ICTを活用し、活動量計やスマートフォンアプリを使い、日々の歩数の計測や健康づくり活動への参加、がん検診や健康診査など、さまざまな取り組みに応じてポイントを付与し、年度終了後にQUOカードなどの景品と交換することができる。
平本さんは「遠方に出かける人も多くなったと思うが、地元の人をはじめ、市外からの参加を増やせるプログラムを考案していきたい。新生活や新学期など、新しい生活が始まる春にスポーツを始めるきっかけにしてほしいし、多くの人に参加してもらい、知らなかった宇部の魅力を発見してもらえれば」と呼びかける。