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宇部に「あかつき食堂」 地元鮮魚店が出店、刺し身やアジフライ提供

「あかつき食堂」外観

「あかつき食堂」外観

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 地元の鮮魚店が営む「あかつき食堂」(宇部市中央町3)が3月21日、宇部・銀天街にオープンした。

提供する「刺し身」や「小鉢」

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 同店近くの卸売り専門の鮮魚店「やまと水産」が出店。毎朝広島の市場から直送される魚や、その日に仕入れた旬の魚を使った料理などを提供する。

 店主の稲田祐花さんは「魚屋直営だからこそ提供できるスタイル。全ての部位を使うことができるのでフードロスにもつながる。飲食店の方に『自分の店でも魚を使いたい』と言ってもらえるような、当社を知ってもらえる場にもなれば」と話す。

 店内に、カウンター席4席、テーブル席14席を設け、食べたい料理をお盆に載せるセルフ式で提供する。

 ショーケースには、刺し身入りの「酢の物」「ポテトサラダ」「きんぴらごぼう」など総菜の小鉢5種類(130円~180円)や、旬の刺し身2種(200円と400円)、肉料理と魚料理(200円~)などを日替わりで並べるほか、注文を受けてから揚げる「アジフライ」(230円)や、ご飯(150円~)、みそ汁(100円)、ビールやノンアルコールビールを用意する。

 オープンを記念して当面の間、その日に余ったアラを使った「アラの煮付け」を1人1皿、無料で提供する(数量限定)。

 稲田さんは「小学生の長男も骨があるからと魚をあまり食べたがらないが、子育て目線でも肉と魚をバランス良く食べるのが理想。魚離れしてほしくないが、魚料理は下処理など時間や手間がかかるため調理が難しいと感じる家庭も多いと思う。気軽に食べに来てもらい、主婦の方や一人暮らしの方の手助けにもなれば」と話す。

 「昨夏のイベントで海鮮丼を販売したところ、すぐに100個完売するほど好評だったので、いずれは海鮮丼の提供も始めたい。家で食事をしているようなアットホームな店を目指したい。おいしい手作り料理で地元の人から愛される店になり、子育てが落ち着いたら第二の人生として『ちょい飲み食堂』に進化していければ」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~15時。日曜・月曜・祝日定休(祝日がある週は月曜営業)。

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