3月20日に販売を始めた宇部のご当地ガチャ「宇部ガチャ」が人気を集めている。
宇部観光コンベンション協会と輸入業や商品企画などを手掛ける「SIS」(宇部市明神町3)が共同で取り組み、宇部の「懐かしいもの」をストラップにしてガチャガチャで販売する。SIS営業部マネジャーの西村健太郎さんは「ご当地のガチャガチャがあることを知り、宇部にもあれば話題になると思い昨秋から準備を進めてきた。30代以降の地元の人に宇部を懐かしんでもらえる内容にした」と話す。
発売から約1週間で「予想をはるかに超える」(西村さん)という1000個以上を販売した。「地元の人を中心に楽しんでいただいている様子。思っていたよりも大きな反響がありうれしい」と笑顔を見せる。
商品は、ときわ公園のアイドルだったペリカン「カッタくん」や、かつて地元で親しまれていた「フジヤマ飲料のミルクセーキ」、ショッピングセンター「レッツオーナイン」の外観、学校給食に提供されていた「西本牛乳」など9種類。各社に使用許可を得て商品化した。
ガチャガチャが設置されているのは現在、スーパー「アルク琴芝店」と「アルク西宇部店」、ときわ公園内の「カーニバルプラザ」の3カ所。今後、山口宇部空港内への設置も進めるという。価格は1個300円。
西本さんは「宇部の懐かしい話題は広いし深い。『懐かしい』の定義は人によってあいまいで異なるが、だからこそ世代を越えた話題作りになるはず。今後はアイデアを募集してシリーズ化していきたい。既に第2弾の制作にも取りかかっているので、楽しみにしてもらえれば。期待に応えられるように頑張りたい」と笑顔を見せる。