居酒屋「万国総菜 しまうま屋」(山口市中市町、TEL 090-6035-7467)が山口にオープンして1カ月がたった。
駅通りのカフェ「hangout(ハングアウト)」内で間借り営業していた同店。店主の杉田佳恵さんは「家業のゲストハウス『紅花舎』(宮野上)を弟に引き継いだ2020年から間借りして営業を始めたが、昨年秋に空き物件が見つかり出店を決めた」と話す。
コンセプトは「女性が1人でも入りやすい居酒屋」。場所はカフェ「やどりぎ舎」跡で、店内にカウンター席3席、テーブル席8席を設ける。
海外旅行が好きでドイツに約4年滞在した経験がある杉田さん。「世界各国の料理が好き。山口では外国料理を提供する店が少ないので自分で作るようになった。1品を少量、低価格に設定し、1人でもいろいろな料理を食べられるようにしている。仕事終わりに気軽に立ち寄れる店を目指したい」と話す。
メニューは、羊肉をクミンで煮込んだ北アフリカ料理「アルジェ煮込み」(800円)、羊のひき肉を串焼きにした中央アジア料理「シャシリク」(400円)、サワークリーム仕立てのロシア料理「ロールキャベツ」(500円)、フライドポテトにチキンカツ、トマトソース、チーズが乗ったオーストラリア料理「チキンパーマ」(600円)など。
そのほか、ドイツや台湾、イスラエルの料理などを用意。ドリンクは、ワインやサワー、チューハイ、ビール、ハイボールなどをそろえる。客単価は約3,000円。
オープン日の3月25日から1カ月がたった。杉田さんは「間借り営業が今につながっている。当時の常連さんが通ってくれるし、店名を知ってくれている人がいる。1人で来る女性客も多いので、気軽に飲みにきてもらえれば。この場所で長く続けていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は17時~21時。17時~18時は「ハッピーアワー」とし、「おつまみセット・ハウスワイン」を1,000円で提供する。火曜・水曜定休。