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防府におにぎり専門店「至高のおにぎりやさん」 定食やお茶漬けなども

「一つ一つ心を込めて握ったおにぎりを提供したい」と弥政さん

「一つ一つ心を込めて握ったおにぎりを提供したい」と弥政さん

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 おにぎり専門店「至高のおにぎりやさん」(防府市天神1)が、防府にオープンして1カ月を迎える。

提供する「おにぎり定食」

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 創作居酒屋「灯り家」の店内で、4月3日に営業を始めた同店。店内にテーブル席6席、カウンター席4席、座敷席を備える。

 店主は、防府出身の弥政(いよまさ)枝利さん。これまで美容師として働き、出産を機に退職し、灯り家の店主・中嶋明香里さんと同級生で店を手伝っていたことが縁で出店を果たした。

 弥政さんは「元々、ジャンルを問わず人に喜んでもらえることが好きだったので、自分でなにかをやりたかった。母となって子どもを育てる中、店に気を遣って外食を遠慮しがちだったので、子連れで足を運べて、ホッと一息つける場所を作ろうと決めた。シンプルな和食を提供したくて、おにぎり専門店にした」と話す。

 おにぎりは、使用するコメを地元農家から仕入れ、土鍋でふっくらと炊き上げたご飯を握って提供する。「炊き方を研究し、土鍋が一番甘いと感じた。米と水の量を研究し、時間を細かく調整している。炊き上がって蒸らした後にじっくりと混ぜることで、一つ一つコメの粒がはっきりしつつも、モチモチ食感が感じられるように心がけている」と弥政さん。

 おにぎりの具やおかずも全て手作り。のりは、イートイン用には「磯の風味を強く感じられる」という乾燥のり「黒海苔」、テイクアウト用には「パリッと歯切れが良い」という「有明海苔」の2種類を使い分ける。

 おむすびのラインアップは、「塩」「梅」「鮭」「おかか」「昆布」「炙り明太子マヨ」「ツナまよ」などを定番に、「イワシみそ」や「国産牛しぐれ煮」などを日替わりで用意する。価格は200円~400円。

 おにぎりとおかずを2種類ずつ選べる「おにぎり定食」(サラダ、ドリンク、みそ汁付き、1,500円)も用意する。おかずは、「たまご焼き」「きんぴらごぼう」「ひじき煮」など。日によっては、玄米茶と、カツオや昆布などのだしを合わせた「お茶漬け」を提供する。現在は、インスタグラムからの予約注文で弁当も受け付ける。

 「ウーロン茶」「オレンジジュース」「紅茶」(以上350円)、「パッションフルーツソーダ」「ホワイトピーチティー」(以上450円)などのソフトドリンクを用意するほか、アルコール類もそろえる。

 弥政さんは「お客さまが人に薦めてくれたり、SNSに投稿してくれたりと幸せの連鎖がうれしい。いつも頑張っている自分へのちょっとしたご褒美と思ってもらえる味を提供したい。手作りのおにぎりを食べてもらい、あったかい気持ちになって健康で笑顔で過ごせるお手伝いができたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~14時30分。日曜・月曜・祝日定休。

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