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山口・朝田にカフェ「月灯り」 店主は21歳女性、「ホッとできる場所」に

店主の三井月乃さん

店主の三井月乃さん

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 カフェ「月灯り(つきあかり)」(山口市朝田、TEL 083-929-3144)が山口・朝田にオープンして1カ月がたった。オープン日は3月21日。

カフェ「月灯り」外観

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 店主は、山口市出身で今春に福岡のビジネス系専門学校を卒業した21歳の三井月乃(みいつきの)さん。

 幼い頃からカフェ巡りが好きで、自分の店を持つのが夢だったという三井さん。専門学校時代にアルバイトしていたパフェ専門店で、週末限定のスムージー店を間借りして営業し、やりがいを感じたことで卒業後に出店すると決心。約1年半前から準備を進めてきた。

 三井さんは「福岡の時には常連のお客さんができ、接客の楽しさを実感し、自分の店を持ちたいと強く思うようになった。出店する場所は地元山口の一択だった。山口の人に愛される店を目指したい」と話す。

 店名は、「灯(ともしび)のように、ホッとするような場所にしたい」という願いを込めて付けた。祖父母が使っていた納屋を改装した店内に、カウンター席4席、テーブル席8席、テラス席4席を設け、厨房(ちゅうぼう)の中から店内の様子が見える造りにしている。

 提供するのは、「スムージー(グリーン・イエロー・パープル)」「シェイク(コーヒー・カフェモカ・抹茶・ほうじ茶)」(以上650円)のほか、「スペシャルティコーヒー」(500円)、「月灯りブレンド」(550円)などで、旬の食材を使った「季節のスムージー」(700円)も用意。デザートは、「チョコレートテリーヌ」「チーズケーキ」(以上550円)を用意する。客単価は1,000円程度。

 三井さん自身が中学時代に病気を経験したこともあり、メニューは「おいしくて健康的なもの」をコンセプトにする。スムージーに使う食材は、山口県内の農家から直接仕入れる。デザートはグルテンフリーで、GI値が低い天然甘味料のアガベシロップや、栄養価が高いとされるハイカカオチョコレートを使用する。

 オープンから1カ月がたった。三井さんは「想像よりたくさんの人が来てくれている。忙しい日々ではあるが、店に来るのを楽しみにしてくれるお客さんがいるから頑張れる。店員とお客さんという立場を越えて、会話を楽しんでもらえるカフェになれたら」と笑顔を見せる。

 「オープンをきっかけに、友人や恩師との再会もありとてもうれしかった。気軽に栄養がチャージできて、心が休まる場所にもなれば」とも。

 営業時間は、10時~17時。

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