見る・遊ぶ

宇部の「アクトビレッジおの」が15周年 コロナ禍でキャンプ利用増える

「アクトビレッジおの」敷地全体(写真提供=アクトビレッジおの)

「アクトビレッジおの」敷地全体(写真提供=アクトビレッジおの)

  • 37

  •  

 宇部市北部の体験学習施設「アクトビレッジおの」(宇部市小野、TEL 0836-64-5111)が4月27日、15周年を迎える。

「アクトビレッジおの」でのキャンプ風景

[広告]

 交流の場・環境学習拠点として2008(平成20)年に宇部市が開設し、現在は「アクトビレッジおの共同事業体」が管理する同施設。小野湖や周辺の自然を活用した体験学習や合宿、野外・屋内スポーツ、自然観察などのほか、キャンプやアクティビティが気軽に楽しめる施設として親しまれ、観光途中の休憩地としても利用されている。

 冨田誉子所長は「コロナ禍で休館した時期もあったが、密を避けながら非日常を楽しめるキャンプがブームになり、新しくキャンプを始めたファミリーや若い女性のソロキャンパー、YouTuberなどの利用が増えた。これまでは休日や大型連休に利用が多かったが、平日の利用が増えるという良い変化もあった」と話す。

 敷地面積は約7.4ヘクタール。キャンプ場のほか、ハーブ園、研修や環境に関する展示を行うビジターセンター、木工室や調理室を備えた体験工房、スポーツや展示会に使用できるアリーナと宿泊可能な和室を備えた多目的ホール、屋外スポーツを行う多目的広場などを備える。

 開設当初から、カヌーや「Eボート」(10人乗りの手こぎボート)を収納した艇庫を設け、小野湖に2000メートルのボートコースを整備し、競技・練習の場としての提供や体験教室を行うほか、大会も実施している。

 冨田所長は「Eボートは県内でも珍しいアクティビティ。小野ならではの自然を資源に、今後もさまざまな体験ができるイベントを開いていきたい。宇部の『おすすめ遊びスポット』としての認知を広め、交流人口の増加を目指したい。地元の方にも時の流れをゆっくりと感じられる空間でリフレッシュし、楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。

 同施設では、5月6日にビアキャンプイベント「RAGGA LAGER BEER CAMP(ラガラガビアキャンプ)」を開くほか、5月7日には新茶の販売や製茶体験などを行う「宇部市お茶まつり」を予定している。

 利用時間は9時~22時(宿泊は夜間利用可)。年末年始定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース