夏休み中の子どもを対象に行う体験イベント「キッズうべたん」が4年ぶりに開催されることになり、現在参加者を募集している。
同イベントは、体験型観光イベント「うべ探検博覧会」のキッズ版として2013(平成25)年から始まり、小・中学生を対象に、ものづくりや職場体験、「宇部の魅力体験」を通して地元に愛着や誇りを持ってもらうことを目的に開く。主催は、市からの委託を受けたNPO法人うべネットワーク(宇部市新天町1)。
7月21日から8月20日までの期間中、地元の企業や趣味教室などを開く個人などから募った「職業体験」「ものづくり」「まなび」「遊び」などを体験する30プログラムを用意する。総定員は816人。
プログラム内容は、「お寺に泊まろう!小坊主合宿」(善福寺)や、「親子で楽しむ夏野菜の収穫体験」(楠こもれびの郷 万農塾)、「日本の食文化・落雁づくりに挑戦!!」(宇部大黒屋製菓)、「キッズつたや 書店員体験」(幸太郎本舗TSUTAYA宇部店)、「SUPにチャレンジだ!」(ホワイトウイング)など。
宇部市スポーツコミッションが主催する「スポーツファンプロジェクト」として、山口ペイトリオッツの選手が指導を担当する「バスケットボール教室」や、元プロサッカー選手の鳥養祐矢さんから学ぶ「親子で始める!運動の基礎づくり教室」、レノファ山口FCのスクールコーチとトレーニングを行う「レノファと一緒にエンジョイスポーツ」なども実施する。
うべ探検倶楽部の中村幸治さんによると、例年多くの応募があり、過去に行った来所者限定の先行予約では、参加を待ち望む親子の行列ができたという。
申込方法は、冊子にある往復はがきで応募する。冊子は、宇部市内の小学校全児童に配布したほか、宇部市民活動センター「青空」(新天町1)に設置している。7月10日必着。抽選後、空きのあるプログラムは、6月下旬に公開予定のホームページ上で掲載する。
中村さんは「合言葉は『きっとみつかる、好きなこと』。日頃できない体験を通して、興味があること、得意なことを知るきっかけとなり、何かを始める入り口の一つになれば。夏休みの宿題もでき、楽しい夏の思い出にもなれば」と笑顔を見せる。
問い合わせは「うべ探検倶楽部」(TEL 0836-39-7460)まで。