山口県内にベーカリーやレストランを展開するサビエルカンパーナ(山口市亀山町)が9月17日、ドイツの高級紅茶「ロンネフェルト」を販売するティーブティックに認定された。
ロンネフェルト社は、1823年に創立された歴史あるドイツの最高級紅茶ブランド。ドイツ国内の4つ星、5つ星のホテルで多く使われており、日本でも一流ホテルのティーラウンジなどで使用されている。
ロンネフェルト社の紅茶を販売するためには、同社認定ゴールドマスターによる講習や試験を経て、一定の基準をクリアしないと販売することができない。紅茶を販売するティーブティックとしての認定は、サビエルカンパーナが日本で18番目になるという。
山口県内での取り扱いは初めてだが、現在、山口県立美術館で開催中の展覧会に合わせて、美術館内の期間限定カフェで今月21日まで特別にロンネフェルト社の紅茶を提供している。
認定を受けて、サビエルカンパーナの系列店舗「ラ・フランチェスカ」では、すでに「アイリッシュモルト」(100グラム=1,732円)、「ゴールデンダージリンアールグレイ」(100グラム=1,732円)、「ホルシュタイナーグリュッツェ(100グラム=1,732円)などの茶葉を販売している。
10月上旬から、県内の「サビエルカンパーナ」各店でも販売を開始する予定。今後、レストランやカフェがある店舗では、ロンネフェルト紅茶をメニューに加えて提供していくという。
同社の沖修二社長は「農薬の基準が厳しいドイツから輸出されたロンネフェルトの紅茶は、有機の食材を取り入れるという弊社の方向性に合っている。また、一流の商品を扱うことで、企業としてのイメージアップにもなる。お客様には、ここでしか買えない紅茶を楽しんでもらえれば」と話している。(©マルニ)