税理士の森本浩司さんが8月24日、宇部で「ekパートナーズ総合会計事務所」（宇部市相生町、TEL 050-8888-5952）を開業した。

事務所内の様子

　森本さんは岡山県出身で、これまで広島国税局や福山税務署、宇部税務署などに23年間勤務した経験を持つ。「市民の方々が税を身近に感じていないと思うことが多く、知識がないために悪意なく脱税していたり、もっと節税できたりということがあっても、職員という立場ではアドバイスできなかった。今まで得た知識を還元し、資産を守ったり増やしたりといった市民の暮らしに貢献したいと独立を決めた」と話す。

　宇部で暮らして水が合うと感じたことや、子育てしやすい環境、緑を多く残した街並みなどに発展の可能性を感じ、宇部での開業を決意したという。

　提供するサービスは、個人事業・法人事業に係る確定申告書の作成や税務調査の立ち会いなどの「税務申告業務」と、会計ソフト導入支援や経営分析などの「会計業務」。税務調査の立ち会いでは、元税務職員の知識を生かしたリスクマネジメントの提案などを行うほか、すでに顧問税理士がいる場合のセカンドオピニオンとしてのサポートにも力を入れる。

　森本さんは「宇部では40代の税理士が少ないので若手を強みにしたい。これから頑張っていく経営者をサポートし、一緒に成長していくことができれば。今後はSNSを利用した情報発信もしていきたい。カジュアルさが売りなので、分からないことや困りごとがあれば気軽に相談してほしい」と笑顔を見せる。

　営業時間は9時～18時。日曜・祝日定休。