宇部の「西日本自動車学校」(宇部市妻崎開作)が9月19日、山口県内の運送業・トラックドライバーに特化した転職・就職支援サービス「西ドラ JOBs」の提供を始めた。
同サービスは、「免許取得後は運送業界で働きたい」という人と、「人材が欲しい」という運送業界の企業をマッチングするもので、双方の課題解決を目的とする。求職者は同校の教習生以外も対象とするが、企業は同校と付き合いのあるところに限定するという。
同校の宮内一仁部長は「紹介する企業は、講習などで当校と付き合いがあるところだけなので、企業のカラーや求める人物像をしっかり把握できている。これから免許を取る教習生は、運送業が初めてという人がほとんど。双方の希望通りにマッチングできるのがこのサービスの強み」と話す。
同サービスでは、求職者にアンケートや診断テスト、専門スタッフによる面談などを行い、運転スキルや適性を評価した上で、最適な就職・転職先を紹介する。運転スキルを最大限に生かせる環境を提供することで、運送業界全体のレベルアップを目指す。
宮内部長は「仕事に求めるものは人によって様々だが、求職者と企業のそれぞれの希望が叶うようにマッチングする。求職者にとっては紹介される会社のことを事前にしっかり聞けるので、不安の解消につながるはず」と話す。
「当事業は地域貢献の意味合いが強く、地域の皆さまのお役に立ちたい思いが一番。利用して良かったと思ってもらいたい。運送業界に興味がある人は相談してもらえれば」とも。