店舗を持たないパン店「Mel_on_pan(メル・オン・パン)」(宇部市昭和町3、TEL 070-7639-4416)が宇部の住宅街にオープンして3カ月がたった。オープン日は6月7日。
これまで山陽小野田や宇部のパン店などに勤務していた山口市出身の河口朝妃さんが、自宅入口に棚を設置して手作りパンを並べ、火曜・水曜・金曜・土曜に対面形式で販売する。
河口さんは「県外に遊びに行った時もメロンパンがあれば必ず買ってしまうほどのメロンパンオタクで、育児をしながらおうち時間を楽しむ趣味としてパン作りを始めた。友達の出産祝いにパンをプレゼントしたり、家族への誕生日にバースデーパンを作ったりして、おいしいと喜んでくれる姿を見ると悩みも吹っ飛んでいった。家族や友人に背中を押してもらい起業を決心した」と話す。
同店のコンセプトは、「大切な人に贈りたくなる、誰かに教えたくなるパン」。保存料などの添加物や既製品はなるべく使わず、パンに使うクリームやカレーなどの素材をできるだけ手作りして、常時10~15種類のパンを販売する。
パンの種類は、顔が描かれたメロンパン「メルオンパン」(290円)を看板に、「チョコチップメロンパン」(280円)、「クリチジャム(クリームチーズと苺ジャム)」(300円)、「チョコクロワッサン」(270円)、「帽子パン」「ソフトミルクフランス」「クリームパン」「目玉焼きパン」(以上220円)や、「焼カレーパン」「あんバター」(以上330円)など。
このほか、「あん食パン」(0.7斤、650円)や「ちぎり食パン」(240円)などの食パン類やラスクのほか、月替わりの限定メロンパンも用意する。
河口さんは「店名は、『思いを乗せて贈りたくなるパン』という意味を込めて名付けたが、ほぼダジャレなので『メロンパン』と覚えてもらえたら。パンは人を笑顔に、幸せにしてくれる力がある。小さなパン屋だが、思わずほほ笑んでもらえるような可愛い見た目のメロンパンを大切な人へのプレゼントや、自分へのご褒美にして、笑顔が連鎖していけば」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~18時(土曜は16時まで、売り切れ次第終了)。