宇部のドッグカフェ「プチカフェ アンジュラ」(宇部市中村2、TEL 0836-31-5747)が15周年を迎えた。
オーナーの藤原祐子さんが「ペット同伴でなくても利用できるドッグカフェ」として、2008(平成20)年9月9日に開いた同店。自宅1階を改装した店内で、犬3匹と猫3匹がスタッフとして出迎える。藤原さんは「スタッフ犬のアンくんはオープン当初からいる。当初はワンちゃん連れのお客さんが8割だったが、今は半数以上の方が、犬や猫と触れ合いたいと癒やしを求めて来店されている」と話す。
提供するメニューは、ご飯やみそ汁、小鉢が付く日替わりランチ「姫ランチ」(1,000円)の1種類で、前日までの予約制。ドリンクは、コーヒーや紅茶、ココア、クリームソーダのほか、自家製のミルクセーキなど。デザートは、「バナナパフェ」「あずきパフェ」「黒蜜きな粉パフェ」などを用意する。
約7年前からは、保護猫と保護犬の「ミルクボランティア活動」を行う同店。藤原さんは「自宅カフェだからこそできることをやろうと活動を始めた。病気があったり、ミルクを数時間おきに与えたりと簡単なことではないが、幸せにしてくれる人に託すために、できる限りのことはしてあげたい」と話す。
里親の募集は、面談やトライアル期間を経てから譲渡の機会を設けるほか、県内で行われる譲渡会などにも参加している。
藤原さんは「私自身が犬や猫たちに元気や幸せをもらっている。人とのつながりや優しい気持ちなど、動物からもらえるたくさんのことを、より多くの人に伝えていきたい。これから先、年齢も重ねていくので運営の仕方は変わってくるかもしれないが、人も犬も猫も幸せになれる空間を提供し続けたい」と話す。
営業時間は11時~17時(ランチは12時~なくなり次第終了)。水曜、木曜定休。