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萩に理容室「レジット」 ランカーから事業譲渡、店主「息子の夢も一緒に」

「楽しいひとときを過ごせる空間を作れたら」と長岡さん(右)(写真提供=REGIT8008)

「楽しいひとときを過ごせる空間を作れたら」と長岡さん(右)(写真提供=REGIT8008)

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 萩に理容室「REGIT8008(レジット)」(萩市椿、TEL 0838-21-7351)が11月1日、オープンした。

「レジット」の店内

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 店主は、地元出身の長岡佳子さんで、店長として約9年勤めた理容室「RANKER(ランカー)萩店」から事業譲渡を受け、店名を変更した。長岡さんは次男に持病があり、幼少期から入退院を繰り返す中で「息子を支え続けるために手に職をつけたい」という思いから理容師資格を取得したという。

 長岡さんは「前オーナーの大谷裕介さんは昨年4月に宇部で新店舗を出店し、今年の1月に事業譲渡の話があった。次男も理容業に興味を持ち、来春から専門学校に入学する。自分が店を持つことは想像してなかったが、大谷さんが与えてくれた場で、次男の夢も一緒に実現するために独立を決めた」と話す。

 譲渡した大谷さんは「山口県内では少ない女性バーバーならではの女性目線でかっこいいスタイルを提案できる方」と話し、長岡さんに「迷わず行けよ、行けばわかるさ」とエールを送る。

 店内には、カットスペース2席、個室1室を設ける。前店舗のメニューをそのまま引き継ぎ、カット、キッズカット、カラーのほか、男女向けのシェービング、女性向けのブライダルシェービングなどを提供する。

 長岡さんは「まごころを込めて、女性視点でのかっこよさや清潔感のある髪型を提案する。理容室は男性のものというイメージを払拭したい。女性理容師だからこそ親近感のある接客ときめ細かな対応で、親子連れからシニア世代の方までが楽しいひとときを過ごせる空間を目指したい。いつになるかはわからないが、次男と一緒に同じ場に立つことができれば」と話す。

 営業時間は9時~19時。

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