ドキュメンタリー映画「エレクトリックマン ある島の電気屋の人生」が12月3日、ときわ湖水ホール(宇部市沖宇部)で上映される。
10月6日から行われていたアーティストやアートを鑑賞することにアプローチした映像作品を上映する展覧会「映画で見るアート」のラストを飾る同作は、熊本県天草市御所浦(旧御所浦町)で電気屋を営む森枝三千尋さんに密着し、その人生を通して人と人とのつながりやそれをつなぎとめる「ゆるやかな場」、そこから生まれる「表現」の有様などを見出していく。
宇部市文化振興課・学芸員の三浦梨絵さんは、約2カ月の展覧会について「県内初上映の作品も多かった。音声や字幕を取り入れたユニバーサル上映、映画上映後の体験ワークショップ、ミニトークの開催など、様々な形でアートに触れてもらう企画になったのでは」と振り返る。
「今作は、美術館で上映するために作られたという異色なアプローチの作品となっている。普段アートギャラリーに来られない方にも楽しんでもらえるはず」とも。
当日は山本草介監督が来場し、あいさつを行う予定。上映時間は10時30分と14時の2回。料金は500円(事前予約は400円)。