農業と福祉が連携するマルシェイベント「ノウフクマルシェ&COCOROSS(ココロス)笑顔マーケット」が1月12日、おのだサンパーク(山陽小野田市中川6)で始まった。主催は山口県。
「ノウフクマルシェ」は、「農業」と「福祉」の連携で生まれた地域の農産物や加工品を広く紹介し、購入してもらうための市場で、担い手の減少に悩む農業分野に障がい者が参画することで、農業の働き手の問題と福祉の就労機会の確保という双方の課題を解決している。
「COCOROSS笑顔マーケット」は、障害福祉サービス事業所を利用する人たちが作り出した製品を集め、利用者が直接販売を行う。
同イベントには県内の31事業所が出店。野菜や米のほか、焼き菓子、ハンドメイド雑貨などを出品する。屋外の「ノウフクキッチン広場」では、焼きそばやカツカレーなどを提供するほか、ヨーヨー釣りなども実施する。餅の無料配布(各日13時~なくなり次第終了)や、野外での「寄せ植え講習会」(先着6名、有料)も行う。
同イベント運営事務局のNPO法人「山口県社会就労事業振興センター」(山口市大手町9)の野崎明美さんは「それぞれが個性を生かし、カラフルな色使いや自由なデザインなど、思いを込めて生み出された作品や商品は、心を温かくしてくれ、笑顔にしてくれる。ココロスは、お客様と出展者の心と心をつなぐ意の造語。地域を支える一員として、たくさんの可能性を持った方たちのことを知ってもらえるきっかけとなれば」と話す。
期間は今月14日まで。開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。「ノウフクキッチン広場」の開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。