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宇部に「お茶漬けバルSOT」 50年続いた「一茶」の味引き継ぐ

「ここへ来たら元気が出ると言ってもらえる店になれば」と山田さん

「ここへ来たら元気が出ると言ってもらえる店になれば」と山田さん

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 「お茶漬けバルSOT(ソット)」(宇部市上町1、TEL 0836-48-0312)が3月15日、宇部にオープンした。

同店が提供するお茶漬け

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 宇部出身の山田桜介(21)さんが、「地元を盛り上げたい」と今年1月にUターンし、母・さゆりさんと共同経営する。山田さんは「東京の居酒屋や福岡のバーで働く中で、飲食業の楽しさに触れ、食を通して多くの人を笑顔にしたいと思うようになった。ラーメンなどの競合が多いジャンルではなく、お酒を飲んだ後にサラッと食べられて、疲れた体にも染み渡るお茶漬けにした。新しさを取り入れながら、宇部にお茶漬けの文化を築いていければ」と話す。

 店舗面積は約25坪。落ち着いた雰囲気の店内に、カウンター席=7席と、庭を眺めながら食事ができるテーブル席=14席を備える。

 提供するお茶漬けは、新天町で50年続いた「一茶」から出汁とレシピを引き継いだ。スタンダードの「のり」(770円)のほか、「うめ」「高菜」「こんぶ」「しらす」「なめこ」「バター」「天かす」「葉とうがらし」(以上825円)、「鮭」「たらこ」「イカの塩辛」(以上880円)、「チーズ焼きおにぎり」「チャンジャ」「うに」(以上990円)、「うなぎ」「いくら」「鯛」(1,320円)の全18種類を用意する。各種トッピングも可能(55円~)。

 23時までは居酒屋メニューを提供し、日替わりの「刺身盛り」(1,320円)、「高菜ポテトサラダ」(528円)「今日のお出汁漬け」(638円)など一品料理を用意する。ドリンクは、ビール、ハイボール、サワー、「お茶ハイ」、焼酎、日本酒、ワイン、カクテル、ソフトドリンクなど約70種類をそろえる。

 山田さんは「いつも応援してくれる母がいて、たくさんの人に救われてきた。お客さまにそっと寄り添う優しい店を目指したいと店名に込めた。僕の長所はいつも元気なこと。仕事や何かに疲れた時、太陽のように明るく照らし、晴れた気持ちにできれば。ほっと安心するお茶漬けのある楽しい居酒屋として、街を元気にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、居酒屋営業=18時~23時、深夜営業=23時~3時。日曜、祝日定休。

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