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宇部の日本酒バー「兄ちゃんの店」3周年 酒と人の出合いの店に、ランチ営業も

「日本酒を通して出合いが生まれる瞬間がうれしい」と永山さん

「日本酒を通して出合いが生まれる瞬間がうれしい」と永山さん

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 宇部の日本酒バー「兄ちゃんの店」(宇部市新天町1、TEL 090-7548-7335)が3月12日、3周年を迎えた。

同店が提供するランチメニュー

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 宇部の酒蔵「永山本家酒造場」に勤めていた永山将之さんが、2021年に新天町アーケード内に出店。これまで培ってきた日本酒の知識や縁を生かし、山口県内の全酒蔵23社の日本酒をそろえるほか、県外の地酒も提供する。

 永山さんは「飲食業のノウハウがなかったので手探りだったが、日本酒の作り手や地域の方をはじめ、ご縁のある方が本当にあたたかい人ばかりで助けられた。日本酒は、人と人のご縁をつなぐツールであり、会話も一つのつまみ。1人で来られた方同士が仲良くなったり、お客さま同士で情報交換していたり、交流も生まれている」とこれまでを振り返る。

 同店では、常時約60~70種類の日本酒を取りそろえ、銘柄によって量を変えながら1杯600円~1,000円で提供する。

 夜のつまみメニューは、「馬刺し・馬レバー刺し盛り」(1,800円)、「兄ちゃんのだし茶漬け」(550円)、「春菊のおひたし」「かにみそ」(以上450円)、「国産牛すじ煮込み」(800円)、「クリームチーズ冷奴風」(350円)など約20種類を用意する。

 オープンから約1年後にランチ営業を開始。「国産牛すじカレー」(600円)、「兄ちゃんのポテサラ」(450円)、豚汁が付く「牛丼」や「おにぎりプレート」(以上600円)などを提供する。テイクアウトも可能。

 3周年を記念して、今月20日に「日本酒の会」を国際ホテル宇部(島1)で開く。永山さんは「今後はイベントへの参加や、酒蔵さんを招いた試飲会なども企画し、作り手と飲み手をつなぐPR活動も精力的に行いたい」と話す。

 「業界や山口県の酒蔵を応援する店として、繁盛させてこその恩返し。お気に入りの一杯と出会い、お酒が好きな方の世界が広がり、そしてその喜びを共有できる人と出合える店であり続けたい。元蔵人だからこそ銘柄の特徴や背景を伝えることができる。日本酒を好きになってもらえるきっかけを作れたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~13時30分、17時~22時(日曜は14時~19時)。月曜、火曜定休。

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