マルシェイベント「第1回さくらマルシェ」が4月6日、宇部の「瑞松庵」(宇部市船木)で開かれる。
同イベントのテーマは、「楠地区の伝統工芸品である琴や赤間硯、登録有形文化財に指定された瑞松庵の山門など、船木の魅力に出会うマルシェ」で、琴の演奏体験や着付け体験、百人一首の体験コーナーなども設ける。
主催する地元の有志で作る団体「船木の木」の会長で、瑞松庵の藤村光昭住職は「昨年秋に船木の旧街道で開催した『オータムフェスタ』の好評を受けて、今回のマルシェを企画した。地域の方や子どもたちが楽しめて、船木の良さを知ってもらえるようなイベントになれば」と話す。
当日は、同寺の本堂に20店舗が出店する。ハンドメイド作品の販売のほか、日枝玉峯堂による「しおり作り体験」(500円)や、優カイロプラクティックによる「骨盤矯正」(2,000円)、彩 IRODORIによる「かんざしワークショップ」(1000円~)などの体験コーナーを設置する。
屋外には、「創作キッチン蛸八」(たこ焼き)、「リステ・パレッタ」(クレープ)などのキッチンカー4台が出店するほか、飲食ブースには「cafe MACHISUJI」(お弁当)、「Aile Rapport」(焼き菓子)など5店が出店し、飲食ができるスペースも設ける。
屋外のステージでは、「神功太鼓」による太鼓の演奏や、「ノコフラオハナ・ヌイ」のフラダンスのほか、「ことまめ」による琴の演奏、「フナッキン・パーティー」のバンド演奏なども行われる。
藤村住職は「船木は元々宿場町で、宇部市の中でも古い歴史がある土地。今回のイベントが、地元の伝統工芸品や当寺の山門など、歴史に触れる機会にもなれば。普段お寺に足を運ぶことも少ないと思うので、当寺の四季折々の自然を感じながらゆっくりと過ごしてもらえたら」と話す。
開催時間は10時~15時。雨天決行。宇部市楠浄化センターに臨時駐車場を設ける。