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宇部護国神社境内に「559カフェ」 週末限定営業、野外ライブステージも

山本達八さんと頼田悠李さん

山本達八さんと頼田悠李さん

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 宇部護国神社の境内に「559(ごこく)カフェ」(宇部市中宇部、TEL 0836-33-1121)がオープンして2カ月がたった。

宇部護国神社の「559カフェ」

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 週末限定で営業し、軽食とドリンクを中心に提供する同カフェは、音楽家でイベントプロデューサーの山本達八さんと妻で歌手の頼田悠李さんが夫婦で経営する。山本さんは、レストラン勤務や喫茶店経営の経験を持つ。

 社務所前の広場に約16平方メートルのキッチンを設け、テーブル席=20席を用意する。カフェ営業日には、隣接する舞台で県内を中心に活動するミュージシャンらが演奏などを披露する。山本さんは「屋根付きのステージと観客席を生かした自然の中の野外ライブハウス。音楽に浸れる空間になっている」と話す。

 山本さんは、境内で行うカラオケ大会の運営に長年携わってきた。「同神社の野村好史宮司とは小・中学校の同級生。野村宮司の参拝者を増やしたいという思いと、自分たちの地域を盛り上げたいという思いが合致して出店を決めた」と話す。カフェ運営には、「渡辺翁記念会館」に所蔵されているグランドピアノの修復を手掛けた「SAKI-DORIプロジェクト」の真部尚志代表理事も協力する。

 カフェで提供するのは、鍋焼きの「護国うどん」「神社そば」(以上700円)、「夫婦(めおと)ぜんざい」(400円)、「チーズたこ焼き」(600円)、神社裏の維新山から湧き出る「維新山霊泉」を使ったコーヒーのほか、甘酒、紅茶、抹茶オレなど。

 1月20日のオープンから2カ月がたった。山本さんは「肌感覚だが、高齢者や子育て世代など多様な参拝者が増えているように思う。神様に捧げる『音楽奉納』なので、出演料は無料。リアルサウンドが流れる神社は県内でも珍しいのでは」と話す。

 「40年以上音響に携わってきたが、動けるうちに次の世代につないでいきたい。今回の出店は私たち夫婦の集大成。地域住民の交流、文化交流ができる場にし、若手で音響をやってみたいという人を応援していきたい。今後は同神社に関するお土産の販売も検討している。桜や紅葉など、四季折々の自然、音楽、飲食を楽しみながら参拝してもらえたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は、土曜・日曜の11時~17時。10人以上の予約があれば平日も営業し、音楽や踊りのサークルなどへの舞台の貸し出しも行う。当面、土曜の夜(17時~21時)を「559ナイトCafe」と題して営業し、酒やつまみを提供する。

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