ビュッフェレストラン「YURURITO（ゆるりと）」（TEL 050-8882-6627）が宇部市西岐波にオープンして1カ月がたった。オープン日は12月19日。

同店が提供する料理

　県内の青果店が出店した同店。店舗面積は約75坪。店内にテーブル席、半個室席、畳の和室など40席を設ける。

　提供するのは、地元の契約農家や生産者から仕入れた旬の野菜を使った和食や洋食がメイン。店主は「八百屋だからこその強みを生かし、地元の生産者や農家さんが愛情いっぱいに育てた安心安全の野菜を鮮度の高いうちに調理し、原価を抑えて提供できないかと考えた。店内から綺麗な空を見渡せる古民家に出店を決め、店舗規模に合わせたスタイルにした」と話す。

　バイキング形式で提供するおかずは、キーマカレーの「ポテトグラタン」、「和風豚キムチ」「野菜のグリル焼き」「だし巻き玉子」「ポテトサラダ」「茄子の煮浸し」「あっさり照り焼きと玉ねぎマリネ」「唐揚げ」「カプレーゼ」「パスタ」、天ぷらや煮物など常時約15種類を用意。このほか、週替わりのおむすびも5種類そろえ、県内産の米を使い「ガス釜でふっくらと一粒一粒の甘さが感じられるように炊き上げる」という。

　コースは、食事のみの「なごみコース」（60分＝1,680円）、季節のスイーツが付く「ゆるりとコース」（90分＝1,980円）、季節のスイーツプレートが付く「ひだまりコース」（120分＝2,480円）の3種類。全コース就学前の子どもは無料、小学生は半額で提供している（スイーツは別料金、ゆるりと＝320円、ひだまり＝500円）。

　店主は「スタッフは全員主婦。心配りの行き届いたサービスと、家庭料理で心温まるおふくろの味を提供したい。スイーツは、パティシエが作る本格スイーツを提供しているので、他店との差別化も図りたい」と話す。

　「季節の食材を使うのはもちろん、庭に花を植えたり、店全体で四季折々を感じられるようにしたい。コロナ禍で減少してしまったバイキングだが、楽しみながらおいしい幸せを届けられたら。地元の生産者や業者と連携することで地域に根付いた店になれば」と話す。

　営業時間は11時～15時。土曜・日曜・祝日定休（2月以降は定休日が変わる）。