元U-20フットサル日本代表選手が講師を務める「21soccerschool(トゥエンティーワンサッカースクール)」(TEL 080-3801-1721)が4月1日、宇部で開校した。
講師の仁井貴仁さんは宇部出身で、高校卒業後にFリーグ「シュライカー大阪サテライト」に入団。 翌年、「シュライカー大阪」にトップ昇格したほか、2017(平成29)年にはU-20日本代表に選出され、AFCアジアフットサル選手権に出場した経歴を持つ。
仁井さんは2022年3月に現役を引退。宇部出身でフットサル日本代表キャプテンだった村上哲哉さんが代表を務める「T-DREAM」のココランド宇部校のコーチを経験後、独立して同校を開校した。
仁井さんは「ドリブルのおかげで村上選手と出会い、僕のサッカー人生が始まった。僕自身は小柄で元々足も遅かったが、プロの舞台で活躍できたのは、ドリブルという胸を張れる武器があったから。コンプレックスがあっても諦めずに努力して技術を磨けば、夢が叶うことを子どもたちに伝えていきたい」と話す。
同校では、「リーダーシップ」「集中力」「挨拶・礼儀」「技術・スキル」「協調性」を理念に掲げ、サッカーだけでなく、コミュニケーションや思いやり、自分で考えて行動する力を育むことなどにも力を入れる。対象は年長~中学生で、現在は60人が在籍する。
練習は、宇部のフットサル場「ココランドフットサルパーク」(上宇部)の人工芝コートで行う。クラス編成は、ドリブルに特化した「ドリブル塾」(小学生)、セレクション制の「アスリートクラス」(小学3年~6年生)、「フットサルクラス」(小学生)、「コーディネーションクラス」(年中~小学生)の4つで、受講料はクラスによって異なり、月額3,500円~8,000円。このほか、入会金6,000円、年会費(スポーツ保険含む)8,400円が必要。
仁井さんは「僕自身は喋ることが得意ではなかったが、サッカーを通じて仲間が増え、コミュニケーション能力などの社会性も培うことができた。子どもたちが好きなことに夢中になれる場で、親御さんにも通わせて良かったと思ってもらえるスクールにしたい。いずれはクラブチームも立ち上げ、少しでも山口県や地元の宇部を盛り上げていければ」と意気込む。