萩産の食材を提供するビストロ「海宴」(萩市浜崎町)が7月8日、オープンして6カ月を迎えた。オープン日は1月8日。
店主は昨年福岡からUターンした森本利志さん。「福岡の外資系ラグジュアリーホテルや鉄板焼きの店などで約30年腕を磨きながら、出店に向けて福岡と萩で場所を探していた。浜崎地区は新しい店が増えており、これから盛り上がる場所だと感じて出店を決めた」と話す。
場所は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている萩・浜崎地区で、古民家が建ち並ぶ。同店は築120年の古民家を改装した一棟貸しの宿「浜崎の宿 萩別邸」の1階で、梁や格子を生かした店内に、カウンター席=2席、テーブル席=5席、個室10席を設ける。
ランチタイムは、「10時間煮込んだ牛タンシチューのオムライス」(1,500円)や「ズワイ蟹・イクラ・ウニの贅沢海鮮ドリア」(1,800円)のほか、ランチコース(5品、3,300円)などを提供する。
ディナータイムには、萩産の季節食材を使った「むつみ豚と辛子高菜のロースト」(1,500円)、「牛タンシチュー」(1,600円)、「釜揚げしらすのオムレツ」(1,000円)、「せせりとしいたけのアンチョビバター」(800円)など、「酒と相性の良いメニュー」を用意する。
ドリンクは、生ビール(650円)やグラスワイン(750円)などのアルコールや、夏みかんスカッシュ(550円)などのソフトドリンクをそろえる。
オープンから6カ月がたった。森本さんは「市外からも来客があり、『胃袋をつかまれたのでまたリピートしたい』という声や、地元客からは『萩産の食材を使ってもらいありがたい』という声が届いている。今まで萩になかったメニューを提供することで、萩に来る目的となる店にしたい。これからも手作りの料理にこだわっていきたい」と話す。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時。ディナータイム=17時~21時。火曜定休。