軽食・喫茶の店「jikka(ジッカ)」(山口市中央1)が山口にオープンして、11月9日で3カ月を迎えた。
店主は、看護師として山口市内の病院に約30年勤務した山野井陽子さん。「15年程前、関節リウマチ患者に出会ったことをきっかけに、患者さんとじっくり話ができる環境がほしいと考えるようになった。残りの看護師人生、患者同士が安心して寄り合い、交流できる場所を作ろうと1年程前から準備を始めた」と話す。
山野井さんは、関節リウマチの医療相談や自費訪問介護・看護事業を展開する「実家」も開業した。「食べることは人がつながっていく楽しい時間。街が面白くなればという思いも重なって同時に開業した」と話す。現在は看護師として働きながら同店を営業し、関節リウマチの患者やその家族が安心して話せる交流の場を提供する。
「jikka」の店内には、テーブル席=7席、カウンター席=3席を設ける。同店は、レンタルスペースやレンタルキッチンとしても貸し出す。
提供するメニューは、週替わりの「ランチ」(1,300円~1,500円)、「モーニング」(800円~1,000円)など。「自分が家族に作ってきた、温かい出来立ての食事を提供する」と山野井さん。
ドリンクは「ざら茶」(300円)、「コーヒー」(ホット=500円、アイス=550円)、「ノンアルコールビール」(500円)、「辛口ドライジンジャーエール」(400円)などを用意する。
オープンから3カ月がたった。山野井さんは「『この場所を作ってくれてありがとう』と言ってくれる患者さんがいる。ワークショップやイベントなど、様々なアイデアでこの場所を活用してもらえればうれしい。人々が集う場所になれば」と笑顔を見せる。
営業時間は、9時30分~15時。軽食・喫茶=金曜・土曜営業。レンタルスペース・レンタルキッチン=日曜営業。