
ブラジル料理店「Restaurante Brasileiro(レストランテ ブラジレイロ)」(防府市国衙1、TEL 080-6243-0171)が防府の住宅街にオープンして、4月3日で3カ月がたった。
店主は、ブラジル・サンパウロ出身で日系三世のセトウエ・グスターボさん。「7年前に妻との結婚を機に日本へ移住した。ブラジルでは調理の学校に通っていた。山口県内にブラジル料理専門店が少ないと感じたので出店した」と話す。店の運営は妻の賀谷道子さんがサポートする。
日本家屋を改装した店内に、テーブル席14席、個室1部屋(4席)を設ける。ブラジルから正規輸入したスパイスや調味料を使用し、鶏肉や無農薬野菜など、山口県産の新鮮な食材を積極的に取り入れ、ブラジルの家庭料理のほか、現地の屋台で親しまれている軽食やスイーツなどを提供する。
メニューは、肉料理や豆料理、サラダなどをワンプレートで楽しめるブラジルの定番家庭料理「プラットフェイト」(鶏肉1,400円、牛肉2,000円~)や、ブラジルの屋台や軽食スタンドなどで人気という揚げ餃子「パステウ」(500円)など。
サイドメニューは、ポルトガル語でチーズパンを意味する「ポン・デ・ケージョ」、「ガーリックバターパン」(以上250円)、「ブラジルナッツ」(300円)、「ピッカーニャ(イチボ)」(80グラム、800円)、「キャッサバ」(500円)、「サラミ」(600円)、粉状にしてクレープのように薄く焼く「タピオカ」(400円)を用意する。
このほか、ミックスベリーとブラジルナッツをトッピングした「アサイー」(1,200円)、サンパウロ発祥の伝統的なチョコレート菓子「ブリガデイロ」(250円)、「チョコレートムース」(450円)、「ブラジルプリン」(300円)などもそろえる。
ドリンクは「ブラジルコーヒー」「ガラナ」(以上300円)、「ココナッツウォーター」(500円)のほか、「カイピリーニャ」「コロナビール」(以上700円)、セルフサービスで南米でよく飲まれるという「マテ茶」を提供する。
セトウエさんは「母国を離れて頑張っている人には、なじみのある料理を食べてまた明日から頑張ろうという気持ちになってもらいたい。日本の方にはブラジルの家庭の味を知ってもらいたい。誰でも気軽に寄ってもらい、コミュニティの輪が広がっていけば」と話す。
営業時間は11時~17 時。月曜・火曜定休。