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山口の夏を告げる「阿知須浦まつり」 花火は4000発、伝統の十七夜祭も

昨年の花火の様子(写真提供=山口県央商工会)

昨年の花火の様子(写真提供=山口県央商工会)

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 地域の夏を告げる恒例イベント「阿知須浦まつり」が5月31日、山口・阿知須地区で開催される。主催は、地域住民などで構成する実行委員会。

昨年の踊り曳山車の様子

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 同イベントはこれまで、「御神幸祭(御神輿)」と踊り曳山車(ひきやまぐるま)が練り歩く「十七夜祭」、そして青年部による「花火大会」を軸に展開してきたが、物価高騰や協賛企業の減少、青年部員の減少に加え、来場者数増加による会場キャパシティの問題など、様々な要因から、青年部による花火大会の実施は今回が最後になる。

 イベント事務局の有村亮祐さんは、「地元の方に楽しんでもらいたいという思いで続けてきたが、市外や県外からの来場者も多く、青年部だけで賄える規模ではなくなってしまった。昨年で花火大会を終了する予定だったが、正式に発表してから終わりにしようという声もあり、今回が最後の開催となった」と、苦渋の決断だったことを明かす。

 当日は、地区内を勇壮な神輿や華やかな踊り曳山車が練り歩き、祭りの雰囲気を盛り上げ、夜には4,000発の花火が夜空を彩る。花火は例年より500発多く、青年部の「最後の花火を盛大に打ち上げたい」という熱い思いが込められている。花火の観覧場所は阿知須漁港広場。当日は、会場の見回りなどを行うボランティアも募集している。

 有村さんは「なかなか思うようにいかないこともあったが、トライアンドエラーでやってきた。最後の花火ということもあり、気合を入れて例年より増やして打ち上げる。青年部最後の花火を存分に楽しんでもらえれば」と話す。

 「十七夜祭」は8時20分に開始。「花火大会」の打ち上げ開始は19時30分。荒天の場合、翌日順延。

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