
焼き肉店「かたひら」(宇部市中央町3、TEL 070-5051-8213)が5月23日、宇部にオープンした。
店主の片平学さんは宇部市出身。精肉店や焼き肉店で約15年間修業を積んだ後、2017(平成29)年に千葉県富里市に「焼肉ホルモン かたひら」を開業。昨年9月、妻の紗苗さんとともに家族でUターンし、満を持して地元・宇部での開業を果たした。
「良い肉をゆっくりと楽しんでもらえる空間を作りたい」という思いから、店内を落ち着いた雰囲気に仕上げ、BGMにはジャズを流す6~8人が利用できる個室1室と、ロールカーテンで仕切る半個室(2~6人用)4室を用意する。
同店は「認定生食用食肉取扱者等設置施設」の認定を受けており、「ユッケ」(1,540円)、「極みタン刺し」(1,980円)、「トロたく巻き」(1個990円)、「ハツ刺し」(1,100円)、「かたひらのネギトロ」(1,540円)など新鮮な生肉を使うメニューを充実させる。
提供する肉は産地にこだわらず、片平さん自身がセレクトした国産黒毛和牛が中心。主力メニューは「和牛タン」「和牛ハラミ」のほか、「赤身肉」「霜降り肉」、希少部位の「シャトーブリアン」(120グラム、3,278円)などのヒレ、8~10種類の豊富な「ホルモン」などをそろえる。
焼き肉以外では、「テールスープ」(660円)などのスープ類、「特製ユッケビビンバ」(2,500円)などのご飯類、「和牛の牛すじ煮込み」(748円)などの一品料理もそろえる。ドリンクは、ビールやワインのほか、オリジナルサワーやカクテル(各880円)も用意。客単価は6,000円~8,000円前後を見込む。
片平さんは「肉に携わる仕事を20年以上続けてきているので、肉の品質や鮮度を見極める目には自信がある。専用設備やコスト面で提供が難しい生食メニュー、近年入手しにくい部位のタンやハラミなど、他店にはない品ぞろえと良質な肉を安定供給できるのが当店の強み」と、こだわりを語る。
「焼き肉は、祝い事や頑張った後のご褒美で食べる人が多い。だからこそ、『良いものを食べた』と、ここでしか得られない幸福感を感じてもらいたい」と話す。
営業時間は17時~23時。日曜定休。