山口・亀山町の山口県立美術館で12月21日、美術館のロビーを舞台にしたクリスマスファッションショー「サンタファッションコンテスト」が開催された。
同コンテストは、地域資源を生かしたファッション創作を通じて、新しい地域文化を内外に発信することを目的に開催。2002年から開催しており、今年で7回目。今回から、山口市内から山口県内へと参加規模を拡大し、山口県立大学、中村女子高等学校、下関文化産業専門学校、YICビューティーモード専門学校、山口市シルバー人材センター、山口ニットの会などに所属する幅広い年代の35のグループが、「クリスマス」をテーマにした作品をファッションショー形式で披露した。
審査は、空間演出家の毛利臣男さん、中原中也記念館の福田百合子館長、山口県立美術館の松原清館長、山口県繊維加工協同組合の岡部泰民理事長の4人が務めた。
見事、大賞を獲得したのは、山口市シルバー人材センター所属のグループ「ポインセチア」による作品「空にはばたく」。「チャイナ風に和の心をつつむ」をコンセプトに、チャイナ風の衣装の上に紫色の羽織をした作品を披露した。
準大賞には、山口県立大学のDominique et Marc-Andreさんの「クリスマスキャロル」と、中村女子高等学校のグループ「J」によるガールサンタをイメージした「W・Aガール」が選ばれた。
会場には多くの見物客が詰めかけ、インパクトのあるファッションが登場した時や、モデルがファッションを見せるために裾を広げたり、ポーズをとったりとパフォーマンスを行う度に、会場からは歓声や拍手がわき起こり、会場は終始熱気に包まれた。(©マルニ)