スープ、みそ汁などのフリーズドライ食品を製造・販売する協和エフ・デイ食品（防府市新田）は1月5日より、ハモを使ったフリーズドライ製品の新商品「天神鱧 小（こま）ぞうすい」の販売を開始した。

　同商品は、昨年8月に発売した「天神鱧 吸いもの＆ぞうすい」セットの第2弾として発売したもの。家庭でも手ごろで食べやすい雑炊への要望が強かったため、小ぶりにして雑炊だけをセットにした商品を今回新たに発売した。通常サイズはどんぶり1杯分の量だったが、同商品はお湯を注ぐと茶碗1杯分になる。商品名は、方言の「こまい（＝小さい）」を使った「小ぞうすい」と名付けた。

　防府市は全国屈指のハモの水揚げ量を誇ることから、「天神鱧」の名前でブランド化を推進し、地産地消を目指して活動している。同商品は、その「天神鱧」をフリーズドライ製品にして一年中、いつでもどこでも味わえるようにと開発された。

　同社の岡田嘉展社長は「少量で負担がかからないので夜食や、低カロリーの食事を目指すときなどにも食べてもらえれば」と話す。

　価格は1,000円（5食入り）。防府市内の飲食店などで構成される「はも塾」20店舗、山口県内の土産店、県内駅構内の「デイリーイン」、山口宇部空港、広島駅前の土産店、東京・日本橋「おいでませ山口館」、東京・表参道「RIN」などで販売している。（©マルニ）