特集/コラム
フリーズドライの「天神鱧」商品を開発
地域に根ざした企業を目指す
「たまごスープ」を主力商品としたフリーズドライ製品を製造・販売している「協和エフ・デイ食品」。防府市に本社を構える同社の岡田嘉展社長に、地域に根ざした商品開発について話を伺った。
■素材の味や風味を生かした
フリーズドライ製品を製造
―― 協和エフ・デイ食品とは、どのような会社なのですか。
弊社は、協和発酵工業の食品事業を分社化した協和発酵フーズの子会社で、フリーズドライ製品に特化した会社です。たまごスープ、お味噌汁、洋風スープなど、1日平均約25万食を製造し、全国各地で販売しています。
―― フリーズドライ製法とは?
真空で凍結乾燥する製法で、氷が直接水蒸気になる「昇華」の原理を応用しています。食品からそのまま水分を取り除くので、素材の味や風味が損ないにくいのが特徴です。お湯さえあればいつでも手軽に食べられるのがフリーズドライ製品のメリットですね。
■防府名物「天神鱧」の
お吸い物と雑炊を開発
―― フリーズドライの「天神鱧」商品を開発されたとか。
防府で水揚げされたハモを使用したお吸い物と雑炊を8月に発売しました。防府に工場を建設してから20年目という節目を迎え、「地域に何か貢献したい」という思いもあり、防府市がブランド化を進めていた「天神鱧」商品の開発を行い商品化に漕ぎ着けることが出来ました。
お吸い物には骨切りした大きめの切り身が入り、雑炊にも細かくしたハモが入っています。防府市内の料理人が結成した「はも塾」の方々と何度も試食会を重ね指導していただいた結果、フリーズドライでありながらハモの食感を残し、料亭の味を再現することができました。
―― 消費者の声はいかがですか。
ハモを使ってフリーズドライ製品ができることに驚かれている消費者の声を聞きました。この商品は、防府市内のはも塾加盟店20店舗や弊社の直売所、インターネットなどで販売しています。まずは地元の人に食べて頂いて評価していただきたいですね。
―― 今後もこのような商品を作っていくのですか。
企業の発展は地元とともにあると思います。地元に密着した製品を作り、全国に提供できれば、地元に貢献できます。今後もいろいろな可能性を追求して、地域貢献できるような商品を開発していきたいですね。
■「食べる」ことは
喜びや楽しさを与えてくれる
―― 岡田社長の「食」へのこだわりを教えてください。
「食べる」ことは生きていくためにはなくてはならないものですが、それだけではなく喜びや楽しさも与えてくれるものです。ほっと和んだり、楽しかったり、そういう感動を大事にしながら食事をするようにしています。私たちも製品を提供することで、消費者にそういったひとときがもたらされればと思います。
(クイッキング山口版2008年9月号に掲載)
協和発酵グループ
協和エフ・デイ食品株式会社
■設立/1973年6月1日 ■資本金/100百万円(協和発酵フーズ100%出資) ■売上規模/42億円(平成18年実績) ■代表者/代表取締役社長 岡田嘉展 ■事業内容/真空凍結乾燥方式による食品加工および一般乾燥食品の製造と販売、並びに調味料の製造 ■所在地/山口県防府市大字新田字築地2062−3 ■主要取扱製品/たまごスープ、和風スープ、中華スープ、洋風スープ、水産品、農産品、畜産品、米加工品、液体調味料 ■従業員数/160名(平成19年3月現在)
協和エフ・デイ食品株式会社 防府の天然ハモを使ったフリーズドライ製品−地元の企業が商品化(山口経済新聞) ハモ料理を引き立てるオリジナル吟醸酒「周防郷乃香」の新酒販売(山口経済新聞) 防府名物“天神はも”を召し上がれ鮮度と調理法で勝負!(山口経済新聞)
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