中市商店街振興組合(山口市中市町)と「街づくり山口」(同)は2月23日、山口市中心商店街に建設予定の「やまぐちマーケットプラザ」(仮称)の概要と1階テナントの公募を発表した。
同施設は、山口・中市商店街の旧アルビ跡地に2階建ての新施設を建設するもので、1階が鮮魚、精肉、野菜などの生鮮3品を中心とした対面販売が特徴のフードマーケット(2,250平方メートル)、2階が飲食店(350平方メートル)となる。同所から約150メートルの場所にある川端市場・公設市場の一部が同施設内に移転。同所に隣接する築400年の歴史ある建物「梅田邸」も改修を行い、飲食店や雑貨店として同時オープンする。
総事業費は約7億円で、そのうち約85%は国や市の補助金で賄う。中市商店街振興組合が建設し、管理運営は「街づくり山口」が行う。2007年5月に国から認定を受けた「山口市中心市街地活性化基本計画」に掲げている、商店街の東の核を担う施設となる。西の核は2007年12月にオープンした「どうもんパーク」。
現在、1階テナントに入居する生鮮3品を中心にした飲食料品小売業の出店希望者を募っている。出店内容だけでなく店舗の広さも提案できる企画提案型公募で、小規模事業者でも入り込むことができるという。出店希望の申し込みは3月23日、提案書の提出期限は同31日まで。問い合わせは、山口商工会議所内「街づくり山口」(TEL 083-925-2300)まで。
2階飲食店のテナントは1月中旬に募り、山口県外の大手2社と県内1社から応募があった。現在審査・選定中だという。今後、「梅田邸」のテナント募集も行う予定。川端市場・公設市場の一部が移転した後の跡地(中河原町)には、バスターミナル構想が計画されている。
オープンは2010年秋の予定。(©マルニ)