宇部・新天町の画廊「GALAXY(ギャラクシー)ふくなが」(宇部市新天町1、TEL 0836-31-0085)で1月14日、フェルト作家・濱野由美さんの作品展が始まった。
同展は、山口・米屋町にアトリエ「SPONGY(スポンジー)」を構える濱野さんの作品展で、ヘアゴムやマフラー、帽子やポーチなど約60種類200点を展示即売している。価格帯は420円~3万240円。
アトリエを構えて10年、毎日作品作りをしているという濱野さんの作品は、白い羊毛を染色し、そこから生地作りや糸紡ぎをして作ったもの。フェルトは「切り絵のような感覚で作ることができるので簡単」だが、マフラーのような糸から作るものは「糸を紡ぐ作業がとても根気が要る作業」だという。中には完成までに3年以上かかった作品も。濱野さんの今のマイブームは「柄物」。ボーダーや植物の模様をあしらったポンチョやマフラーも多彩に取りそろえる。
作品作りについて、濱野さんは「もともと染めたり織ったりする手芸が好きだった。フェルトは意外と仕立てが簡単で粘土細工みたいに作ることができるので私にはぴったり(笑)。春になったらシルクなどの素材で染物の作品も制作していく予定」と話す。「明るく楽しい作品展なので気軽に足を運んでほしい」とも。
開廊時間は10時~19時。水曜定休。今月23日まで。