宇部・則貞に12月24日、レストラン「INKSPOT（インクスポット）」（宇部市草江1、TEL 0836-35-0333）が移転オープンした。

店内には宇部出身の歌手・清木場俊介さんのサインも

　店舗面積は59坪で、席数は44席。店内は濃いウッド調の色とクリーム色を基調とし、シンプルな内装にした。店内にはフラワーコーナーや、洋服やアクセサリーなどを取り扱うセレクトショップ「DOLL」も併設する。

　創業は1975（昭和50）年。宇部新川駅の近くにオープンしたのが始まり。何度か市内で移転を繰り返し、14年前に山口宇部空港近くに出店。宇部地域では有名なレストランとして地元に根付いてきた。今回の移転は以前から計画していたことで、もっと店を多くの人に知ってもらえるようにと国道沿いに店を構え、新規客の獲得を目指す。

　移転オープンに際しメニューも一新。創業当時からあるピラフやオムライスはそのままに、一部メニューはマヨネーズを加えるなど若者の嗜好（しこう）に合わせアレンジ。新しく「ステーキカレー」や「ロコモコ丼」（以上1,050円）をメニューに加えたほか、ランチや月替わりディナーには国産牛を使ったステーキを登場させた。デザート類はパフェなど17種類を用意。ドリンク類はコーヒーやソフトドリンクを中心に30種類以上取りそろえる。

　オーナーの野原由利雄さんは、移転を機に「そろそろ隠居するつもり。レストランは長男に、セレクトショップは長女に任せる」と話す。移転に際してメニューや店内の内装は2人に一任したという。「私が隠居しても、子どもたちがこれからも『インクスポット』を守ってくれると信じている。だから店名も変えなかった。今後を見守っていきたい」とも。

　営業時間は11時～22時30分。水曜定休。