「岡本よしろうの『肖像画』展」が12月19日、宇部・中央町の画廊喫茶「ポカラ」(宇部市中央町3、TEL 0836-31-8324)で始まった。
同展は、神奈川在住で宇部出身の画家・岡本よしろうさんの作品展。宇部での開催は4年ぶり。アクリル絵の具や水墨で描いた作品35点と石の粘土で制作した人形3点などを展示即売する。価格帯は1万2,000円~15万円。
細かなタッチが特徴の岡本さんの作品は、独自の空想の世界に登場する魔王や女帝などの人物やウサギやクマなどの動物を描いたもので、中世ヨーロッパや童話のワンシーンを思わせるものが多い。
これまでに抽象画から風景画、現在の作風と嗜好(しこう)が変わってきたという岡本さんは、自身の制作スタイルについて「頭で考えて描くと納得いかないものができあがるので、全てを指先に任せてその時に思いついたものを描いている」と話す。
「人によって見え方は違うと思うが、好きなように物語を想像してもらえたら。見てくださる方が想像して初めて作品になると思うので、楽しんでもらえれば」とも。
開廊時間は10時~17時。日曜定休。今月28日まで。