国際ホテル宇部(宇部市島1)で7月18日、正社員雇用を希望する一般社会人に向けた企業合同就活イベント「ジョブ・フェアin宇部」が開催された。
地元企業と求職者の「出会いの場」の創出が目的の同イベント。宇部市・山陽小野田市など県内に本社・支社を置くサービス業や製造業、介護・看護職、技術職など28社が参加。今月4日の防府会場を皮切りに県内6カ所で開催する予定で、宇部は4会場目。主催は山口県。
「学生が対象の時と異なり、職種に対するイメージが出来上がってしまっている人が多いためか、企業と求職者のマッチングもその分難しい」と山口県若者就職支援センター・管理マネジャーの高村傅さん。
労働条件が自分に合わずに2カ月前に辞職したという20代女性は「職種は前職同様の事務職を希望している。慎重に雇用条件の説明を受け、納得すればぜひ入社したい」と意欲を見せる。参加した企業からは「覇気や元気をもって、仕事のやりがいを一番に求めてほしい」という声も。
今月3日に半導体大手「ルネサスエレクトロニクス」の国内生産拠点の再編方針で「ルネサスセミコンダクタ九州・山口」(宇部市万倉)の売却・閉鎖の検討が発表され、従業員約1300人の雇用や地元経済への影響が懸念されている。
同イベントは、柳井(20日)、下松(24日)での開催も予定する。