宇部の山口大学小串キャンパス(宇部市南小串1)で1月26日、ドキュメンタリー映画「LIGHT UP NIPPON―日本を照らした奇跡の花火―」の上映会が開催される。
同作は、東日本大震災発生から5カ月後の2011年8月に、太平洋沿岸10カ所の地域で同時に行った追悼と復興の花火大会「LIGHT UP NIPPON」を実現させた高田佳岳さんと「いつまでも下を向いていられない」と立ち上がった現地の人々の「生きる力」を追ったドキュメンタリー。
主催は、山口大学と山口県立大学、山口東京理科大学の有志15人で結成した「LIGHT UP YAMAGUCHI!!」。発起人は、昨秋福岡で同作を鑑賞した山口大医学部の立花叶子さん。宇部市が展開する復興支援事業や被災地でのボランティア活動に携わる中で、昨夏来宇した福島県いわき市の子どもたちと同花火大会について話たことが本となり、「多くの人の笑顔を作ろうと熱い思いを持った高田さんの思いに感動し」、企画した。
「震災からもうすぐ2年がたつが、日常の中から震災のことや東北への思いが薄れてきているのではという気がする。物質や義援金などではなく、私たちができることだと思うので2時間だが東北に向けて思いをはせてもらいたい」とも。
同日、山口県立大学でも開催する。上映時間は、山口県立大学(本館3FA-32教室)=11時~13時、山口大学小串キャンパス(第一講義室)=17時~19時。共に入場無料。