宇部市と山陽小野田市の市境付近に4月27日、ラーメン店「中華そば七福」(宇部市東須恵、TEL 0836-41-8720)が再オープンした。
店舗面積約30坪、テーブル席14席、カウンター11席。宇部・東新川に本店を構える同店が「手狭になってきた」ことから2号店として出店。本店の味や製法を受け継ぎ、本店オーナーの長男・兼氏高明さんと次女の金本真裕美さんが切り盛りする。3月1日にいったんオープンしたが、厨房周りの不具合から1週間ほどで閉店し、営業を再開した。
1966(昭和41)年に創業し、現在47年目の「中華そば七福」。独特な味わいを醸しかもし出す豚骨味の宇部ラーメンながらも「豚骨きつくなくさらっとしている」ことが特徴で、同店では、女性客にも食べやすいようにと本店よりもあっさりとした味わいにアレンジして提供する。
メニューは、「ラーメン」(500円)や「チャーシューメン」、焦がしニンニクを入れる「大黒ラーメン」(以上700円)など本店と同じ11種類。そのほか、ニンニクを使わない「ギョーザ」(350円)、山芋入りの「たまごかけご飯」(300円)や「チャーハン」(550円)などをそろえる。「人気」は、ラーメンとハーフサイズのチャーハンを合わせたセット(800円)や「チャーシューメン」(700円)などチャーシューが載ったメニューだという。
再オープンから約半月がたった。周辺企業に勤務する利用客のほか週末には家族連れも多く、連日昼前から満席の状態が続いているという。10年ほど前から本店の仕込みを手伝い、約4年間、店舗に立っていたという兼氏さん。「ランチタイムには約100杯分を用意しているが、3時間ほどで完売することもある」と話す。「当店の味も私で4代目。小野田エリアの方にも当店の味を広めていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~15時、17時~20時(日曜・祝日は15時まで)。水曜定休。