山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)で3月15日、幕末をテーマに「ビブリオバトル」が行われる。
ビブリオバトルは、面白いと思った本を持ち寄り紹介し合う書評合戦。バトラーと呼ばれる紹介者が1人5分間でお薦めの本をプレゼンテーションし、会場にいる観戦者が「どの本が一番読んでみたくなったか」を投票して優勝本(チャンプ本)を決定する。
同イベントは、山口市歴史民俗資料館と山口市立中央図書館のコラボ企画「やまぐち歴史講座」のジョイントイベントとして実施。同講座は1月18日・19日に第1弾、2月8日・9日に第2弾を行った。同図書館の上田一郎さんは「当講座はこれまで全日満席になる盛況ぶり。特に前回の『東行 高杉晋作』を演題にした講演会には、開館前から150人以上が並ぶ行列ができて超満員だった」と話す。
今回が第3弾となる同講座は、下関市立東行記念館学芸員の一瀬幹(いちのせ つよし)さんによる「奇兵隊と元治内乱」を演題にした講演会のほか、同図書館が好きな幕末小説の投票を全国に呼び掛けた「幕末小説人気番付」の結果発表を行う。
上田さんは「人気番付には全国から800を超える投票があり、北は北海道、南は鹿児島から幕末小説に対する熱い思いが山口に届いた」と話す。
当日は、10時30分~12時にYCAM・スタジオAで「やまぐち歴史講座(講演会・番付発表」、14時~15時30分にYCAM・ホワイエで「ビブリオバトル」が行われ、「幕末」をテーマにした一日となる。
番付の結果は、同館ホームページとフェイスブックにも掲載される。