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宇部の老舗菓子店「小川蜜カス本舗」 竹炭入りういろう開発、試食で意見求める

完成した真っ黒な竹炭入り外郎(ういろう)

完成した真っ黒な竹炭入り外郎(ういろう)

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 宇部の老舗菓子店「小川蜜カス本舗」(宇部市昭和町1、TEL 0836-21-0857)が、竹炭アートを販売する「竹の炭アート 炭々(たんたん)うさぎ」(山陽小野田市埴生)とコラボした商品の開発を進めている。

インパクトの強い竹炭入り外郎

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 今年2月から、炭々うさぎが取り扱う竹炭パウダーを使った外郎(ういろう)作りに取り組む小川蜜カス本舗。現在、真っ黒な色が特徴の外郎が完成しており、パッケージや商品名などを構想している。

 コラボを提案した炭々うさぎの新野めぐさんは「竹炭に使う竹は宇部産。宇部の企業とコラボして地産地消の菓子を作りたかった」と話す。「還元作用のある竹炭は素材の風味や食感を引き出す。繊維があるので便秘改善も期待できる」とも。

 インパクトがある黒い外郎には、小袋に入ったきな粉を付け、好みで外郎にかけて食べられるよう提案する予定。「驚きを感じる黒さ」であるため、手に取りたくなるデザインの開発が課題。同時開発の竹炭入りダックワーズと「竹炭セット」として販売することも検討している。

 数多くある菓子の中から外郎を選んだことについて、小川蜜カス本舗の小川伸策社長は「外郎は山口県の銘菓であり、こだわり抜いた当店一押し商品の一つ。独自製法で作り、モチモチとした食感が持続する『小川の外郎』を知っていただくきっかけになれば」と話す。

 4月1日からは、同店・本店の店頭で商品購入者に外郎単体の試食を無料提供し、より多くの意見を受け付ける。「手に取りやすいパッケージ」や「買いたくなる商品名」、味わいや見た目についての率直な意見などを寄せてほしいという。

 毎年コラボ商品の開発に取り組んでいる小川社長は「今回も面白い商品が完成しそう。味には自信があるが、販売するからには見た目まで納得いく形にしたい。お客さまの感想を参考に、より喜ばれる商品にしていければ」と期待を込める。

 小川蜜カス本舗の営業時間は8時~19時。試食は用意している外郎が無くなり次第終了する。

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