秋吉台サファリランド(美祢市美東町、TEL 08396-2-1000)で12月28日、「干支(えと)の引き継ぎ式」が行われた。
新年を前に、今年と来年の干支にちなんだ動物同士で「干支札」をバトンタッチする年末恒例の同イベント。昨年は鳥インフルエンザの影響で中止となったため、2年ぶりに実施。アフリカハゲコウの「ギン」からボーダーコリーの「ジャッキー」に主役を交代した。
寒空の中で行われたセレモニーでは、アフリカハゲコウの「ギン」と「キン」が颯爽(さっそう)と飛んで登場。1年間主役を頑張った「ご褒美」として、池辺祐介園長から贈られたニジマスをペロリと完食し、干支札を返還。続いて、元気よく走って登場した同園職員の愛犬「ジャッキー」に干支札が付けられた。
池辺園長は「レッサーパンダやライオンの赤ちゃんの誕生など、うれしいニュースがあった。フラミンゴの展示やエミューとの触れ合い、インコをウエルカムバードとして展示するなど鳥類に特に活躍してもらい、来園者数も前年より増えたいい年だった」と笑顔で今年を振り返った。
新年に向けては、「犬は人と1万年以上前から付き合っている社会性のある動物。来年はみんなで力を合わせ、人と動物が触れ合えるワンダフルな時間を提供していきたい」と抱負を述べた。
同園では年末年始にかけて、山口・湯田温泉のお湯を使った「カピバラ温泉」やアフリカハゲコウの飛ぶ様子が見られる「サファリ・ダイナミックフライト」などのイベントも行う。
開園時間は9時30分~16時30分。入園料は、大人=2,400円、子ども=1,400円ほか。