山口宇部空港の「バラ園」に植えられたバラが見頃を迎え、連日多くの見物客が訪れている。
空港を盛り上げる目的で2013年から開設されたバラ園には、フランス産「ピエール・ドゥ・ロンサール」や「ジャルダン・ドゥ・フランス」のほか、上皇后美智子さまの名を冠した「プリンセス・ミチコ」など170品種・約1000株が植えられている。
バラ園を管理する「山口宇部空港ビル」(沖宇部)によると、花のピークは5月末ごろまでだが、品種や位置によっては長期間、数回にわたって咲くものもあるという。
バラの見頃に合わせ、飛行機利用以外にも空港を利用してもらおうと同社では港内の土産店や飲食店など12店舗で初のスタンプラリーを6月2日まで実施。500円ごとの買い物でもらえるスタンプを4つ集めて応募すると、抽選で宿泊付き航空券や「ぶちうま!山口」カタログギフトなどが当たる。
空港内の土産店ではバラにちなんだ菓子や小物を販売する限定コーナーを設けるほか、立ち飲み店「角打 鍋島」では食用バラの花びらがのった「バラソフトクリーム」、レストラン「ココス」では「フルール・ド・ロゼ」などローズティーを提供する。
同社営業課長の吉岡正範さんは「地域に愛される『気軽な空港』を目指し、去年は念願の年間利用者数100万人を突破できた。空港は朝早くから夜遅くまで年中無休で開いており、お土産や贈答品を買うのにも便利な場所。飛行機に乗らなくても、バラ園と合わせて港内テナントにも気軽に立ち寄っていただければ」と話す。
バラの見物の際は同空港西駐車場を利用。問い合わせは山口宇部空港ビル(TEL 0836-31-2200)まで。